フィッシングニュース
まだまだマダイ 乗っ込み終わっても食い上々
2024年06月22日 05:30
社会
![まだまだマダイ 乗っ込み終わっても食い上々](/society/news/2024/06/22/jpeg/20240621s100933D2352000p_view.webp)
水深37メートルのポイントへ到着。竹内敏幸船長が「ハリスは12メートルを基本に調整は1ヒロ(1・5メートル)以内で。タナは海面から5メートルです。10メートルまで落としてからハリスがなじむまで少し待って、コマセを振らずに5メートル巻き上げてください」とのアナウンス後に釣りスタート。当日はあいにく波と風が強い状況で、1時間ほど経過したが船上には静寂が流れるだけ。
ポイントを転々と変えていた竹内船長に現状を聞くと「昨晩の満月に加えてこの風です。群れがまとまって現れない状態ですね。でも、魚影は濃いのでもう少し待てば食ってくるとは思います」と期待を込める。それから間もなく「反応が浮いてきましたよ」。その声と同時に、筆者を含め数人の釣り人の竿が曲がった。
職場の釣り仲間3人で釣行したという茨城県取手市・山沢伸行さん(51=会社員)は「今日は波があったので竿を長めの軟らかい物に変更したらヒットしました。釣り方は先輩方の教えを守る。これが一番ですね」と船中1匹目の良型をキャッチ。巻き上げ中に見えた筆者の1匹は、オマツリしてハリスが切れてしまった。
続いて山沢さんと同行した同県つくば市の稲葉幸雄さん(59=同)にヒット。「マダイは引きが強いのが魅力」とニンマリ。さらに「ハリスを6号、5号、4号の3段テーパーにして、天然淡水パールのビーズを装着しました。仕掛けは工夫しています」と話してくれた。
再投入した筆者の竿にヒットし、トラブルもなく2キロの良型が浮上した。
船釣りは日本海がメインという長野県上田市の三田村真さん(41=同)は2・5キロを仕留め「指示ダナもハリスの長さも船長のアドバイス通りにしていただけです。マダイ特有の引きを堪能できましたよ」とニッコリ。この日は条件がいまひとつで連発とはいかなかったが、筆者は終了間際に4匹目を追加できた。誘いは全く入れずにハリスを1ヒロ分長くした粘りの置き竿釣法。どんな仕掛け、誘いにヒットするかは、マダイのご機嫌次第。奥が深い…。
(がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)
◇当日のタックル 竿=がま船シーファング マダイ30―270、ハリ=G―ハードV2真鯛11号(以上、がまかつ)、ハリス=ヤマトヨテグス「フロロハリス8号」6メートル+同6号6メートルの2段式、付け餌=マルキユー「くわせ丸えび各色」+「エビシャキ」。
▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、上越市・いとう釣具店=(電)025(544)1173。マダイ船の料金は8時間で1万1000円。出船時間は要問い合わせ。