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強い警戒心乗り越えマコガレイ36センチ かすかな当たりにビシッと合わせ!
2024年05月23日 04:30
社会
釣り場の海底は砂と泥がまじっており、マコガレイにとっては絶好のすみか。しかもリアス海岸の外海と内湾の境目あたりで、海は穏やかで潮通しは良しと絶妙のバランスを誇る。「やってみてください」。小山船長のゴーサインで、一斉に仕掛けを投入する。
オモリで海底をトン、トンと小突いて寄せるのがマコガレイ釣りのスタイル。開始直後、ビシッと音がしそうなほど鋭く合わせたのは、山形県高畠町の樋口圭二さん(63)。「マコガレイはかすかな当たりを感じて、自分で合わせて掛けるのが面白い。上手な人がいますから、常に釣り方を参考にしています」とニンマリ。
警戒心が強いといわれるマコガレイに食わせるコツを小山船長に聞くと「着底と同時に当たりが出るようなこともありますが、しばらくたってから食ってくる時も多いです。かすかな違和感が当たりのこともありますので、聞き合わせも必要です。餌付けと小突きは丁寧に行ってください」と教えてくれた。
小突きの幅は1~2センチと、じっくり粘っていた筆者の竿にも魚信が…。36センチの本命を釣ることができた。地元の釣り仲間4人で釣行した宮城県七ケ浜町の我妻明男さん(56=会社員)は「大きなマグロを扱う仕事をしていますが、自分で釣った魚は格別ですね」とマコガレイをヒット。同行の高橋一矢さん(41=会社員)は「仕掛けの種類を選択したり、水中ライトをつけたりといろいろ試しながら狙っています。あとは誘い方でも釣果が大きく違うところが面白さですね」と試行錯誤を続けているよう。この日のトップは13匹だった。
間もなく養殖ホタテの水揚げがスタートする。落ちてくる餌をゲットしようと、マコガレイが集まるようになる。数、型を狙うなら、これからがチャンスだ。 (がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)
◇当日のタックル 竿=がま船・鰈幻粋M1・65メートル、仕掛け=がまかつ「ナノ船カレイ仕掛」ロング13号&14号、道糸=ヤマトヨテグス「PEジギング8ブレイド」2号。
▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、歌津・清重丸=(電)0226(36)3257。集合は午前5時、乗合料金は8000円(青イソメ1000円分込み)。