フィッシングニュース
“記録的”ギンブナに“野性的”コイ 引きが凄い!!リベラで大物狙い
2024年06月23日 04:30
社会
![“記録的”ギンブナに“野性的”コイ 引きが凄い!!リベラで大物狙い](/society/news/2024/06/23/jpeg/20240622s100933D2400000p_view.webp)
水深は約4メートル。そのポイントは足元から深くなっていたので、ほぼ竿先下を狙うチョウチン釣りになりました。午前9時の釣り開始直後は餌を早めに抜いて、水中ににおいを拡散させるように心がけました。時折小魚の当たりらしき反応があり、ウキが動くのですがハリが大きいので掛かりません。おそらくハクレンのファールフックであろう強烈な引きも2回ありましたが、うまく外れてくれました。相棒の市川満さんは練り餌でブッ込みです。筆者の上下流20メートルほどの場所に4本セットしました。
最初の魚が掛かったのは正午過ぎ。40センチもあるギンブナでした。おそらく同種としては最大サイズかと思われます。尾叉長(びさちょう)が36センチで「ジャパンゲームフィッシュ協会」(JGFA)の日本記録と同じでした。それから2時間後、重い引きが来てそれに耐えていると上がってきたのはコイでした。しかしサイズはそれほど大きくありません。52センチでした。過去に何匹もコイは釣っていますが、同じサイズからすると最も引いたのではないかと思われます。しかもこのコイは魚体がキレイで、尻尾の根元も太く、まさに坂東太郎が育てた野生魚の風格を持っていました。50センチぐらいでこの引きなら1メートルを超えるとどうなっちゃうんでしょう?とワクワクさせてくれる魚でした。その後、市川さんのブッ込みにコイが60センチと68センチの2連発。市川さんもよく引いたと言っていました。
小さな当たりを合わせると40センチ弱のギンブナをゲット。ハリを小さくしたら30センチぐらいのフナやコイがジャンジャン掛かるのではないかと思い、マダイ用の小さくて太いハリに替えてやってみましたが何も掛かりませんでした。
練り餌で狙う淡水大物釣りは、釣り堀と違って安定した釣果は望めませんが、一発大物の期待が持てます。その時のためにリベラはこれからも続けたいと思います。(東京海洋大学元客員教授)