フィッシングニュース
鼻高々ハナダイ4匹 “おい”のリクエストに発奮 ファーストヒットで33センチ 平塚・庄三郎丸
2024年04月11日 04:30
社会
ポイントは平塚沖(水深約40メートル)。まずはハナダイ狙い。指示ダナは底上3~12メートル。ウイリー仕掛けを落としシャクリ始めようとした時、あれ、どうやって誘うんだっけ?となぜかド忘れ。同乗者の釣り方を見て思い出しながら誘った瞬間、まさかのファーストヒット。これは幸先良すぎ。しかも上がってきたのが33センチの良型ハナダイだったから鼻高々。ひとまずおいへのお土産が確保できたので一安心して、リラックスしながら釣りをしているとすぐにまたグググンッ。もしかして、今日はツイている?とニヤニヤしながら巻き上げていると、ス~ッと竿が軽くなりまさかのバラシ。ハリ掛かりが甘かった。
褒めてもらうには、あと数匹は釣りたいところ。時間は十分あるので、餌付けも釣り方も丁寧を心がける。全てはおいに褒めてもらうために。次は水深20メートル前後のクロダイのポイントに移動。指示通りに待ち時間を長めに取り、当たりを待ったがここでは反応なし。続いては水深60メートルでマアジ狙い。釣れるには釣れるのですが、なぜか体高が低い魚ばかり。SNSに「マアジがなんか細い?」と載せたところ「細いのはアジじゃなくてマルアジだからです」との回答。さらに「尾ビレの手前に脂ビレがあるのが特徴です。あとは胸ビレがゼイゴのカーブに対して短く感じると思います」と豆知識を教えてくれました。SNS凄いな。
この日はハナダイとの相性がバッチリで、午前11時ごろまでに計4匹という好調さ。これで褒められる!と思っていても、さらに追加したくなるのが釣り人のさが。もうひと頑張りと思った途端、大雨と強風による悪天候で、無念のタイムアップとなりました。
帰りはそのまま姉の家に直行し魚をお届け。春休みで家にいたおいにハナダイを見せると「衣里、凄ーい!」。欲しかった言葉がもらえました。釣りを楽しんだ上、喜んでくれる人がいる。何よりの幸せ。プレゼントしたハナダイは天ぷら、お刺し身、アラ汁にして残さず食べてくれたとか。
食べさせるだけでなく、今度は釣りに誘ってみようかな。
◇当日のタックル 竿=ライトゲームSSモデラートTYPE64M235、リール=プレイズ600(以上 シマノ)
◇石坂 衣里(いしざか・えり)1979年(昭54)生まれ、群馬県出身。釣り糸「サンヨーナイロン」アンバサダーとして活動。ヘラやトラウトの淡水のほか、沖釣りへも通い詰める。
▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前6時半、乗合料金は1万1500円。そのほかタチウオ船、メダイ船も出船中。