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師弟で19匹、コンビ息ピッタリ!父子で17匹、高得点挙げて圧勝 クロダイ荒稼ぎV

2024年05月02日 04:30

社会

師弟で19匹、コンビ息ピッタリ!父子で17匹、高得点挙げて圧勝 クロダイ荒稼ぎV
27日の上位入賞者。中央が鈴木さん親子ペア Photo By スポニチ
 「バリバスカップ2024スポニチ清水港かかり釣りペアマッチ大会」が4月27、28日、静岡市の清水港を舞台に開催された。競技はクロダイ(20センチ以上)20ポイントなど、魚ごとに点数を定め総得点で競う「ポイント制」で実施。参加した28組56人が数釣りを目指し自慢の腕を競い合った。(久世 明子)

 【27日=参加14組28人】大会初日を制したのは静岡市の鈴木恭仁さん(46=会社員)・陽向(ひなた)さん(12=中1)親子ペア。正午前の見回りの際に釣果を尋ねると「クロダイ2匹とマアジがたくさんです」とややどんよりムード。それから2時間半後、本部となった山本釣船店の桟橋に戻ると表情は一変。舟のイケスから次から次へとクロダイが現れた。33センチを頭に計17匹のクロダイを持ち込んだ。

 午前中は速い潮と、フグ等の餌取りに悩まされたが「午後に流れが緩くなった途端、ポンポンと釣れるようになった」(恭仁さん)。2位以下を圧倒する計340ポイントで見事優勝を飾った。17匹中4匹を上げたという陽向さんは、並み居る強豪を抑えての優勝について「めっちゃうれしい」と笑顔。大会は出場経験がある恭仁さんも、息子とタッグを組んでは初出場。「プライベート感覚で普段通りに釣れたのがよかった」と日焼けした顔をほころばせた。

 【28日=参加14組28人】2日目は愛知県岡崎市の赤木佑次さん(40=会社員)、同県春日井市の内匠里次(たくみ・さとし)さん(56=会社員)が優勝した。

 受付での抽選で「鋼管」を引き当てた内匠さんは、心の中でガッツポーズ。前日の優勝ポイントだったのだから無理もない。しかもペアの赤木さんは仲間から一目置かれる“名人”で「ペア大会なら誰もが組みたいと思う人。私の師匠です」と胸を張った。

 狙いはドンピシャ。浅場でグングン数を伸ばし、検量にはクロダイ19匹を持ち込んだ。7割超を釣り上げた赤木さんは「型より数勝負なので一匹一匹を大切にして、微妙な当たりも逃さないようにした。昼から風が吹き舟が押されて食いが渋くなりました」。食い渋り時にはダンゴを使わず「餌とオモリだけで探っていた」というからさすが。多くの優勝賞品を手にした内匠さんは「師匠の狙い方はスナイパーみたい。集中力が凄い」と最後までベタ褒めだった。

 ◇大会成績(クロダイ20ポイント、キビレ10ポイント、マダイ5ポイントの総得点制。単位ポイント)

 ≪27日≫(1)鈴木恭仁・陽向(静岡市)340(2)渡辺丈倫(名古屋市)・間所良紀(豊橋市)200(3)秋山勝(茅野市)・柏原克好(駒ケ根市)65

 ≪28日≫(1)赤木佑次(岡崎市)・内匠里次(春日井市)380(2)飛野暁彦(島田市)・鈴木修(成田市)265(3)鈴木恭仁・永野秀一(静岡市)125

 ▼特別賞 飛野暁彦=マダイ71センチ(敬称略)

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