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和歌山県・印南町切目崎 良型イシガキダイ連発!! 磯底物の食いが上向き

2024年06月19日 05:30

社会

和歌山県・印南町切目崎 良型イシガキダイ連発!! 磯底物の食いが上向き
39、38センチと良型イシガキダイがヒットした                                Photo By スポニチ
 和歌山県・印南町切目崎で磯底物の食いが上向いてきた。ただ、海がシケる日が多くて狙える日にちが限定されてしまう難点もある。そんな中、6月上旬、ナギの日が続いたタイミングで同地へ釣行。満ち潮に変わってから良型のイシガキダイが連発した。(スポニチAPC・木村 俊一)

 夜明けに切目漁港から庄門丸渡船(スポニチ釣り指定店)で出港。前日に61センチのイシダイ。前々日には50センチのイシダイとイシガキダイ2匹が中バエで上がっている。「中バエへ行ってみるか」と船長の言葉に、迷うことなく中バエを目指す。低い磯だが干潮が午前10時過ぎで波の心配もない。好天の日和だ。連日、石物のアタリが出ているので期待満々で磯上がりした。

 下げ二分からの竿出しで、潮は下り潮が緩く流れている。釣具は地寄りの船着き場のところに置き沖向きに竿を出す。餌はガンガゼウニとサザエ。連日餌が打ち込まれているので、浅い14メートルのところを狙ってみる。ウニでよく当たっているようなのでウニを刺して仕掛けを入れてみる。

 道糸を張ってアタリを待つと、早々に竿先が動く。アタリが止まったところで仕掛けを巻き上げてみると、ウニの芯まできれいに取られている。食い込みを促すために2投目は小さなウニを選び針に刺してみる。さすがに食いやすいのだろう、竿先を大きく引き込んでくれた。魚が確実に掛かっているのを確認して合わせる。1発目は30センチのイシガキダイ。しばらくしてからヒットした魚も同じサイズのイシガキダイ。このサイズがうろうろしているのだろう。

 この後は小さなアタリで餌を取られるという状況になりタナを21メートルに変えてみても同じ。餌取りの正体はフグのようだ。

 潮が変わるまでじっくり待ってみることにする。昼過ぎが満ち三分になる。午前10時過ぎからこのあたりまでに、うまくいけばアタリが出ると期待する。11時過ぎ、北西の風が吹き始める。同じくして潮の流れが上り潮に。いかにも釣れそうな雰囲気になってきた。「よし、来るぞ」と自分に言い聞かせる。

 流れが変わると正直なもので、アタリが大きくなる。タナは朝と同じく14メートルのところ。風が強いので竿が横ブレする。当たっても警戒してすぐに餌を放してしまう。風の角度が変わって吹き込んでこないときに竿が舞い込んでいった。いい引きで朝釣れた魚とは手ごたえが違う。磯際を右へ回り込むように走る。海面に浮いてきたのは39センチのイシガキダイ。今がチャンスと打ち返しを続けるが食い込んでこない。大きめのサザエを2つ切りにしてこれを2個刺しにして仕掛けを入れてみる。

 グーッともたれるように竿先を押さえ込んでくる前アタリ。ここでアタリが止まってしまうが、餌は十分に残っているはずだ。しばらく待ってみるとまた餌に触り始めた。竿先が引き込まれたり、戻ったりを何回か繰り返してから大きく引き込まれた。十分待って慎重に合わせを入れる。この魚もグングン締め込む。口の周囲が白くなった38センチの良型イシガキダイだった。

 ちょうど餌もなくなってきたので納竿する。当日は30~39センチのイシガキダイが4匹の釣果だった。切目崎の磯底物はこれから7月にかけていい感じに食い続きそうな気配だった。問い合わせは「庄門丸」(電)0738(43)0517へ。

 ◆アクセス 阪和自動車道、印南インター下車。国道42号を南下すると海側に「庄門丸」の看板が見える。ここを海岸へ下りて切目漁港へ。

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