中谷潤人が大差判定で初防衛に成功 3度のダウン奪う “階級最強”エストラダとの統一戦へアピール快勝
2023年09月18日 19:53
格闘技
第5ラウンドには、踏み込んでの左ボディーでダウンを奪い主導権を奪うと、ラッシュで2度目のダウン。相手も攻勢を強めてきた第9ラウンド。ボディーから3度目のダウンを奪った。
世界戦5連続KO勝利とはならなかったが、118―107、119―106が2人という圧勝だった。
「心は熱く、ボクシングは精密に。丁寧に戦うこと」をテーマに臨んだ一戦。コルテス対策として、約1カ月半の米ロサンゼルス合宿では「相手が来ても対応できる体づくり」に着手。KOを狙うタイミングのパンチも磨き「しっかりそれを出せれば」と2戦連続のKO決着に自信を見せていた。
5月に米ラスベガスで行われたでは左オーバーハンドのフックでアンドルー・モロニー(32=オーストラリア)にKO勝ちし、2階級制覇を成し遂げた。「(倒すパンチは)今回も何個か用意しています」と不敵に笑いながら“新必殺技”の披露もほのめかしていた一戦。昨年9月に“階級最強”のWBC世界同級王者ファン・フランシスコ・エストラダ(33=メキシコ)と善戦したコルテスを退けた。
同じエルナンデス・トレーナーに師事し、同興行でフライ級8回戦に臨んだ“盟友”のWBA世界ライトフライ級6位オラスクアガ(米国)と同じ日に試合をするのは今回は初めて。ともに米国合宿を終えた4日に帰国。相模原市内の中谷の自宅に泊まり、同市内のM・Tジムで最終調整してきた。「試合前でも笑顔になれる。リラックスできています」と盟友と支え合いこの一戦に備えてきた。
17日の前日計量では頬がこけ、目も二重になり減量苦は明らかだった。それでもこの階級にとどまりかねて対戦を熱望する念願のエストラダとの統一戦を目標に掲げる。所属ジムの村野健会長は「先のことは考えながらも、ひとまずはフラット。階級を上げるか統一戦の方向になる」と話すにとどめたが、中谷自身がどんな決断を下すかが注目される。
▼中谷 防衛戦という気持ちはなくて、しっかりみなさんにいいパフォーマンスをお見せしたいという気持ちで、今日も勝つことができたのでうれしく思います。前の試合でも最終ラウンドでノックアウトしたので、今回もノックアウトするという気持ちで出たんですけど、コルテス選手、すごく気持ちが強かったですし、キャリアもある選手だった。いい経験になりました。
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