ユーリ阿久井は親子2代で心酔 “先生”はブルース・リー

2024年01月24日 04:25

格闘技

ユーリ阿久井は親子2代で心酔 “先生”はブルース・リー
王座を獲得し、家族と記念写真に納まるユーリ阿久井(中央)(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦   ○同級1位 ユーリ阿久井政悟《判定》王者 アルテム・ダラキアン● ( 2024年1月23日    エディオンアリーナ大阪 )】 【記者フリートーク】阿久井は真面目な顔で言う。「目指すのは銀河系最強です」。独特な感性の持ち主だ。
 中2の頃から名王者の動画を“教科書”とした。辰吉丈一郎(大阪帝拳)を2度下したウィラポン(タイ)、山中慎介(帝拳)や勇利アルバチャコフ(協栄)のストレートなど教材は多い。これがスパー相手にも困る岡山という“地方ジム”所属のまま世界挑戦レベルまで地力を蓄えられた理由の一つだ。

 プロボクサーだった父・一彦さんはブルース・リーに心酔。阿久井もリー作品を好む。格闘技は相手の動きをよく観察することが重要と説明する際も、やはりリー作品を引用する。「『燃えよドラゴン』を見たことありますか?ブルース・リーが指導後に弟子から頭を下げて一礼されると注意するんです。“相手から目を離すな”と。アレですよ」。人とは違う何かを読み取る「感性」が強みだ。(ボクシング担当・原口公博)

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