【浜田剛史の目】那須川天心 “待つ”から“攻める”へ示した進化

2024年01月24日 04:45

格闘技

【浜田剛史の目】那須川天心 “待つ”から“攻める”へ示した進化
2R、ロブレス(左)を攻める那須川(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【54・8キロ契約 8回戦   ○那須川天心《3回終了TKO》ルイス・ロブレス● ( 2024年1月23日    エディオンアリーナ大阪 )】 那須川がこの試合に向けて取り組んだことは「待つ」ボクシングではなく「攻める」ボクシング。もともとセンスとタイミングの良さは持っていて、2戦目までは相手のパンチを外して打つスタイルだった。しかし、KOまではできなかったことで、ドシッと構える攻撃的なスタイルを取り入れた。
 序盤から右ジャブをしっかり当てていた。そして左ボディーアッパーを効かせて、これからというところで、相手が諦めてしまった。結果は仕方がないが、あのままの流れだったら、4回か5回に連打でダウンを奪っていただろう。確実に力をつけていることは示せたし、那須川自身も進化している手応えは感じたと思う。

 非常に技術ののみ込みの早い選手だ。ボクシングの幅は確実に広くなっている。 (帝拳ジム代表、元WBC世界スーパーライト級王者)

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