小林九段 弟弟子・杉本八段が「師匠として全然かなわない」 棋士8人輩出し一昨年引退
2024年04月29日 21:09
芸能
![小林九段 弟弟子・杉本八段が「師匠として全然かなわない」 棋士8人輩出し一昨年引退](/entertainment/news/2024/04/29/jpeg/20240429s000413F2627000p_view.webp)
1988年に亡くなった小林の師匠・板谷進九段は名古屋を拠点に一人棋士活動し、杉本、そして藤井へと続く将棋の火を中京圏に灯し続けた。
「板谷先生の悲願は“名古屋にタイトルを”だった。藤井8冠は十分すぎるほどそれを達成したが、小林九段にとっては自分の弟子にタイトルをというのがあるのではないか」。谷川はその弟子から、棋界の全8冠を独占する藤井への挑戦者が現れることを願って激励した。
藤井、齊藤裕也四段(26)を育てた杉本は「師匠として全然かなわずうらやましくて仕方ない」と兄弟子への敬意をあいさつで示した。兄弟子が送ってくるLINE(ライン)には、弟子と一緒の写真が多く添えられるという。「自分の時間を割いて時間をつくっているからこそ。一緒に食事をしている写真も多く、“どんどん食ってどんどん(将棋を)指せ”が口癖だった板谷先生の教えを受け継いでいる。小林一門を見習って、多くで弟子を育てたい」と新たな発奮材料を得ていた。