杏 「いや、違う!」共演子役の暴露にタジタジ「他にもいっぱい渡したよね!?」
2024年05月07日 19:22
芸能
杏の息子役を演じた中須翔真は撮影中「杏さんと奥田さんにはたくさんお世話になりました。緊張していたけど優しくて、いろんな事を教えてもらいました」と告白。特に、杏は「山奥の撮影で、コンビニもなくて食料があれだな…と思っていたときに、食べ物の食料とかたくさん差し入れをして頂いて、凄く助かりました」と感謝した。
杏からの差し入れで一番印象に残っているのは「お酒ですね」と衝撃の発言に、杏も「いや、違う!」とタジタジ。
「(那須の)お母さんもこういう現場だと飲んじゃいけないんやないかなと思われているのではと。彼のお母さんにも何かと思って、あえておつまみとお酒を飲んでくださいねと言って」と経緯を説明し、「他にもお菓子とかグミとかいっぱい渡したよね!?」と中須に微笑み、会場は笑いに包まれた。
「生きているだけで、愛」で鮮烈な長編監督デビューを飾った映像クリエーター・関根光才監督、待望の2作目となった本作。一つの〈嘘〉をきっかけにそれぞれの〈かくしごと〉が明らかになっていく、心揺さぶられるヒューマン・ミステリーを描く。
長年確執の会った父親の認知症介護のため、田舎に戻った主人公・千紗子は、ある日事故で記憶を失った少年を助ける。虐待を受けている疑いがある少年を守るため、自分が母親だと嘘をつき、一緒に暮らし始める。一つの嘘から始まった疑似親子はやがて本物の親子の様になっていくが、そんな幸せは長くは続かなかった。
双子の女の子と、1児の男の子、3人の子供の母である杏。清潔感漂うシースルーのワンピースをで登場した。自身の子供重ね合わせ、母として感じる特別な思いもあったという。
オファーを受けたとき「子供から大人になって、大人になってからも年月を重ねた今だからできるのかなと思った。年月を重ねていくうちに涙もろくなって、子供が巻き込まれる出来事に対して感じる思いが強くなった。その思いを体現できるのが今なんだなと思った」と語り、劇中では「今の自分だからこそ演じることができる」と母親ならではの深い母性を、芝居を超えて体現。鮮烈に見るものの心に刺さる演技で圧倒する。
作品を「打ちのめされる感覚」と一言で表現。「(作品を)見た後に、それぞれの達場に立ってみてどうするのか。人の倫理観だったり、良い悪いは、時代や国で真逆になったりする。必ずしも自分の常識や感覚が本当に正しいか分からない。ただ、目の前にか弱き存在がいた時に何ができるか。それをエンターテインメントを通してグサッと胸に刺さる作品」と胸を張った
イベント終盤、母の日間近ということで、劇中で“息子”を演じた中須翔真から“母親”杏へ花束のプレゼントが。「僕のお母さんになってくれてありがとう」という言葉とともに真っ赤なカーネーションの花束を受け取った杏は、サプライズに驚きながらも「本当にうれしいです。ありがとうございます。映画を見るとダブルの意味で泣けてきます」と感激していた。