将棋の西山朋佳女流3冠 プロ棋士編入試験受験へ「自分にとっての大勝負」
2024年07月04日 20:34
芸能
直近の公式戦が10勝以上かつ勝率6割5分以上の受験基準を満たし、資格を獲得。編入試験は新人の棋士5人と対戦し、3勝すれば合格となる。「四段になりたての方々ということで、勢いも実力もあると認識している。対抗できるように準備することが大事だと思う」と語った。
将棋のプロは棋士と女流棋士がいて制度が異なり、棋士になるには養成機関の奨励会を卒業するか、編入試験の合格が条件だ。西山はかつて奨励会でプロ目前の三段まで昇段。19~20年にかけて行われた第66回三段リーグでは14勝4敗の好成績を収めたが、昇格枠「2」に届かず3位でプロ入りを逃していた。
21年4月に退会し女流棋士に転向。“剛腕”の異名を持つほどの力強い指し手を武器に実績を積み重ね、プロ棋士挑戦の道が再び開けた。「他の女性の方々が応援してくださったり、励みになったと言ってくださるかたもいて、そう捉えていただけるなら光栄なこと。できることをしっかりやって臨みたい」と前を見据えた。