【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第29話 母の思い、願い、生き様… 突然の別れ“まひろ物語”の始まり

2024年08月04日 17:15

芸能

【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第29話 母の思い、願い、生き様… 突然の別れ“まひろ物語”の始まり
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」大河絵第29話 母の思い、願い、生き様… 突然の別れ“まひろ物語”の始まり Photo By スポニチ
 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は4日、第30話が放送される。
 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第29話は「母として」。まひろ(吉高由里子)の娘・賢子は数えの3歳に。子煩悩な藤原宣孝(佐々木蔵之介)に賢子も懐き、幸福なひと時を過ごしていた。藤原道長(柄本佑)はまひろを案じ、越前国守の再任が叶わず帰京した藤原為時(岸谷五朗)に子の指南役を頼む。藤原詮子(吉田羊)の40歳を祝う儀式が土御門殿で盛大に執り行われるが、その身体は弱り…という展開だった。

 夜。宣孝は「わしはおまえに惚れ切ってにおるゆえ、どこにも行かぬ」。藤原賢子(永井花奈)が起きてくる。満月を眺め「この明るさでは、賢子も目が覚めてしまうわなの」。まひろと見つめ合い、笑みを浮かべた。

 「翌朝、国守を務める山城国府に出掛けた宣孝は、それきり戻ってこなかった」(語り・伊東敏恵アナウンサー)

 宣孝の正妻の使者。「山城守、藤原宣孝は、にわかな病にて4月25日に身罷りました。弔いの儀も済ませましたので、お知らせいたします」「北の方様は、豪放で快活であった殿様の姿だけを、お心にお残しいただきたいと仰せでございました。私ども、ご最期のご様子は存じませぬ」。まひろは呆然。賢子を抱き締め、涙した。

 一方、病床の詮子は道長が看病したものの、薬を拒否。息も絶え絶えになりながら、一条天皇と敦康親王のため、伊周の怨念の鎮めるべく、位を元に戻してほしいと最後の懇願。天に召された。道長は涙した。

 悲しみの別れとは、対照的に、道長の2人の妻・倫子と明子の笑みを交わすシーンにも反響。パチパチと響く薪の音が何とも言えない“効果音”となった。

 彰子が敦康親王の養母になったことも「母として」と放送後に話題となった。大切な人の死、それでも続く人生。いよいよ、まひろの物語の執筆が始まる。石井さんが描いた5人の「母として」――。

 なお、第31話は18日に放送される。11日はパリ五輪・レスリング中継(後7・30~8・55)のため、休止。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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