体が悲鳴を上げて大泣きしたあの頃から6年…アイドルカレッジ海老原優花 リベンジの舞台は「アイドル人生の集大成」【ソロインタビュー連載第7回】
2024年08月05日 11:00
芸能
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「この新曲は私にとって最後のシングルになります。アイカレとして13年間活動を続けてきて、応援してくださったファンの方々に、曲の歌詞にあるように『応援していてよかった』と思ってもらえたら嬉しいです。個人的にはナンバーワンよりオンリーワンを目指してきた人間ですが、皆さんに自慢できる推しメンになれていたらと思っています。また、リーダーなので、リーダー目線からのメンバーに対するメッセージも込められています」
――歌詞が印象的です。
「2番のAメロの『どうやって君の魅力伝えよう』や『次は君の番だ』というフレーズは、私とちいちい(南千紗登)が抜けた後の次世代のメンバーに対する思いが込められているので、そういうところも皆さんに伝わればいいなと思います」
――MVの見どころは?
「これまでのアイドルカレッジの作品とはガラリと変わって、ドラマ仕立てになっています。めちゃくちゃ走るシーンがあって非常に面白かったです。また、9月6日にTDCホールでワンマンライブが決まっていて、MVの最後にはそこを目指している風景が収められています」
――15年という年月を積み重ねてきたグループの歴史を感じるエピソードは?
「最近はアイドルの夏フェスが多いですが、アイドルカレッジはどのフェスでも大体、皆勤賞なんです。7月20、21日は関ケ原唄姫合戦に参加し、グループとしても個人としても皆勤賞だったことが凄い誇らしかったです」
――体調管理も大変ですよね。
「ちょっと熱中症になりかけるんですよ、毎回。今回は結構危なかったんです。やっぱり外で、めちゃめちゃ暑いので。こまめに水分をとっていても、野外ステージで必死にやればやるほど、頭がボーッとしてきちゃって熱中症気味に(笑い)」
――9月6日のTDCワンマンライブに向けて自分の役割をどうとらえていますか?
「リーダーとして最後までメンバーを育てていきたいし、より良いパフォーマンスのためにいろんなアドバイスをしていきたい。ちいちいも抜けてしまうので、これまでのグループの歴史を次の世代に引き継ぎつつ、20年、30年続くようなグループにしていくために、自分がいる間ももっと大きなグループにしていきたいと思っています」
――2018年に初めてTDCワンマンライブをした時は集客で苦い経験をされました。当時の思いは?
「そうですね。確かに集客面での不安はありましたし、『大丈夫かな』という気持ちもありましたが、それよりも私たちのライブをどうやって見せるかというのに必死で。めちゃめちゃレッスンを組んで毎日のようにやっていました。演出家の方も入れて、それは厳しいレッスンでした。メンバーの中には毎日のように泣いてしまう子もいました。外から私たちを見てしっかりと現在地を教えてくださったんですが、自分たちがここまでしかできていなかったという現実を知ることにもなって。それが1人1人辛い経験でもありました。個人的には、TDCホール公演がいよいよ迫っていた時期に両手が上がらなくなってしまいました。忙しいスケジュールに加え、疲労とコンディションの悪化で両手が動かなくなり、足も肉離れを起こしてしまいました。怪我が重なり、リハーサルでも思うように動けず、非常に辛くて。その時のリハーサルで大泣きしたことを今でも覚えています」
――本番に向けて、具体的にどのような準備をしていますか?
「前回は本番のステージをあんまり覚えていないんです。今回はコンディションを整えて最高のパフォーマンスを目指したいです。余裕を持って、楽しみながら今のアイドルカレッジをお見せしたい!グループの歴史を感じられるようなセットリストもミーティングで話し合っている最中なので楽しみにしていてください」
――卒業前最後のワンマンライブですね。
「凄い寂しいです。13年間、あっという間でしたね。集大成となるワンマンで皆さんに感謝の気持ちをお伝えしたいし、メンバーにとっても忘れられないステージにしたい。そして、私の先輩で、同じタイミングで卒業するちいちいにとっていい思い出になるようなライブにしたいです」
――最後に支え続けてくれたクラスメイト(ファン)の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
「13年間応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。皆さんがいなかったらここまで続けることはできませんでした。個人的には、『青春しもべティック』や『世界的トリコメーション』、新曲のカップリング『空色ノベル』などで振り付けをやらせていただいたので、私が卒業した後もたくさん踊ってライブを楽しんでください。皆さんは私の人生において忘れられない存在です。本当に感謝しています」