櫻井翔 昭和の名歌手の戦争体験に驚き 笑顔で出撃の16歳思う涙に「あまりにも違う現実」
2024年08月11日 17:35
芸能
![櫻井翔 昭和の名歌手の戦争体験に驚き 笑顔で出撃の16歳思う涙に「あまりにも違う現実」](/entertainment/news/2024/08/11/jpeg/20240811s10041000323000p_view.webp)
番組では、“ブルースの女王”と呼ばれた昭和の名歌手、故・淡谷のり子さんの戦争体験をVTRで放送した。戦時中は軍の施設への慰問を積極的に行っていた淡谷さん。ある時、衝撃的な出来事に出くわしたという。
淡谷さんが気になったのは、20、30人ほどの白いはちまきを巻いた子供たちの一団だった。「係の方に“あの兵隊さんは?”って聞いたんです。“あれが特攻隊で、平均年齢が16歳です。命令がくれば飛びます。飛んだらもう帰ってきません”って言うのよ。それを聞いただけで、胸がもやもやしてきたんです。涙が出て、敵に突っ込むから帰って来られない。平均年齢16歳です。歌っている最中に来たら飛びますから、悪く思わないで下さいって言うの」。少年たちは、爆弾を抱えてゼロ戦に乗り、敵の艦隊などに突っ込む“神風特攻隊”だった。
そんなことがないよう祈ったという淡谷さんだったが、歌唱中に運悪く出撃命令が。「そしたら、さっと立ち上がったんですけど、皆さん。私の方を向いてニコニコ笑ってね、みんな敬礼して行くんです。もう泣けて泣けて、次の歌が出なくなりました。悲しくて。16歳よ?平均年齢」と、涙声で振り返っていた。
VTRを見た櫻井は「自分が嵐としてデビューしたのが17の時だったので、ほぼ同じ」と、自分の年齢と照らし合わせて回想。「そう考えると、あまりにも違う現実というか。淡谷さんもああやってお話しになるということは、心に笑顔で敬礼した方々の姿がずっと頭にあるんでしょうね」と、淡谷さんの当時の思いを察していた。