宝塚・雪組トップ彩風咲奈、本拠地に別れ サヨナラ公演の宝塚公演が千秋楽
2024年08月11日 18:19
芸能
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本公演終了後には恒例のサヨナラショーも行った。「ベルばら」の代表的なフィナーレナンバー「ばらのタンゴ」から代表作ともなった「BONNIE&CLYDE」の「ブルース・レクイエム」、大作「蒼穹の昴」の「宿命の星」では次期トップの朝美絢(あさみ・じゅん)とデュエットし客席を魅了。ラストは「ベルばら」の「オマージュ」でエンビ服の男役を率い群舞でしめくくり「ベルばらが宝塚を目指すきっかけになった」という彩風らしい、サヨナラショーとなった。
終了後には劇団内で会見も行い大階段から見た景色について「研ぎすまされた空間で、2階席から客席、組の皆さんの顔が見えてリラックスした気持ちで立っていました。夢の世界だなとあらためて思えました」などと振り返った。涙のない千秋楽に「すがすがしい気持ちでいっぱいで、とにかく楽しませて頂きました。楽しさ、うれしさが(涙を)超えていた」などと表現、最後まで笑顔を浮かべた。
彩風は2007年、首席で宝塚に入団。雪組に配属され、抜群のスタイルを生かしたダイナミックで流れるようなダンス、愛らしいルックスで注目を集め早くから抜てきを受けてきた。組替えを経験せず雪組一筋でトップに昇り詰めトップ就任後も大ヒット漫画をベースにした「CITY HUNTER」や中国ものの歴史大作「蒼穹の昴」など挑戦を続けてきた。
彩風は31日に東京宝塚劇場で開幕する「ベルサイユのばら―フェルゼン編―」の公演千秋楽、10月13日で宝塚を退団する。