照英 やり投げ金メダル・北口榛花の勝因を解説「他の選手にプレッシャーをかけることに成功」
2024年08月12日 16:06
芸能
![照英 やり投げ金メダル・北口榛花の勝因を解説「他の選手にプレッシャーをかけることに成功」](/entertainment/news/2024/08/08/jpeg/20240808s10041000300000p_view.webp)
1投目に65メートル80の今季自己ベストをマーク。得意とした逆転劇ではなく、あざかやな先行逃げ切りで達成された偉業に対して、「“最終投擲の女王”って言われてましたけど、今回はみんな強い選手が集まってるので1投目に勝負をかけて、他の選手にプレッシャーをかけることに成功したっていうのが、大きな勝因のひとつです」と語った。
続けて、やり投げは風が重要だと照英は話す。「予選では風が多少吹いてたんですけど、決勝はほぼ無風で。上空も無風。やりって軽いので、軽い向かい風だと、それにやりが乗っかって伸びるんです」。
やり投げは、まっすぐ走って、まっすぐ腕を引いて、まっすぐ投げるのがセオリー。しかし「北口選手はまっすぐ引いて、ちょっとひねりを入れて、まっすぐ正面に向くんですね。なぜひねりを入れているかというと、投げるときにスピン、野球の変化球のカーブをかけるときの回転数を上げるためにひねりを入れて、スナップで右回転をかけてくるくる回るんですよ。スピンをかけることで飛距離を伸ばしていく」と北口独自の投擲フォームを解説。
そして「向かい風があるとそのスピンがうまく乗るんですけど、今回無風で。無風だからこそ他の選手もあまり記録が伸びなかった。でも、北口選手はスピンをかける力があるので、遠くまで投げることができたっていう」と北口の勝因を明かした。