KADOKAWA ビーズログコミックスの漫画「ツンリゼ」が連載終了 「関係者間の協議の結果」と謝罪

2024年09月11日 18:17

芸能

KADOKAWA ビーズログコミックスの漫画「ツンリゼ」が連載終了 「関係者間の協議の結果」と謝罪
ビーズログコミックスのX(@comibi)より
 株式会社KADOKAWAが発行している女性向け漫画雑誌ビーズログコミックスは11日、X(旧ツイッター)を更新。「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」の連載終了を報告した。
 「『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』連載終了と今後のご報告」と題し、「『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』コミカライズに関しまして、関係者間の協議の結果、連載を終了することとなりました」と報告。

 また「本作は刊行済みのコミックス7巻をもって完結となり、今後の新刊刊行予定はございません。続きを楽しみにしてくださいました読者の皆様には、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 今作は著者を逆木ルミヲ氏、原作を恵ノ島すず氏、キャラクター原案をえいひ氏が担当しており、2023年にアニメ化された。「この結果に至った要因は当編集部が確認漏れや不備を重ねて原作側との信頼を損ね、コミカライズ作家との間を取り持つ立場として十分な仕事ができなかった事にあり、深く反省しております」と発表した。

 編集部は経緯として「タテスクコミック版の配信における確認漏れにより、一時無許諾・無監修状態での配信を行ってしまったこと、コミックス単行本及びコミックス特典制作における当編集部から原作編集部への監修依頼の漏れや不備があったこと、コミカライズと原作との乖離に対して監修時にたびたび長期にわたる交渉が必要となったこと、当編集部の調整力不足により逆木ルミヲ先生の筆が途絶え、連載が一時停止したこと、当編集部の不備により情報解禁前のメディアミックス情報の漏洩があったこと等の信頼を毀損する行為が重なったために、4月末に原作の恵ノ島すず先生から弊社に原作使用許諾契約について契約期間満了での終了の通達がございました」と説明した。

 これらの問題を解決するため「“当編集部担当者の交代、再発防止の徹底、最終回までの全てのネームを期日までに提出”という弊社起案の誓約書を以て一度は恵ノ島先生より連載の継続に合意いただけました」と明かした上で、「しかし逆木先生が体調を崩し、条件を満たすことが難しく破談に至った次第です。恵ノ島先生も体調を崩されている状況で、さらなる猶予を求めることが困難となり、正式に原作使用許諾契約を更新せず、期間満了で終了するという結果となりました」とした。

 重ねて「今回のコミカライズ連載終了と原作使用許諾契約終了についてはすべて当編集部に責任があり、再開をお待ちいただいていた読者の皆様をはじめ、大事な作品をお預けいただいた逆木ルミヲ先生、コミカライズに真摯に取り組んでいただいた逆木ルミヲ先生、その他関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを重ねてお詫び申し上げます」と謝罪。

 「作品の結末は弊社カドカワBOOKSより発売中の『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』を通じてご覧いただけますと幸いです」とした。

 最後に「当編集部ではこのたびの件を重く受け止め、今後は読者様と作家様に対してより一層誠実に向き合う姿勢で作品作りに励んで参ります。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

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