いきものがかり 結成25周年、厚木を思い出す“路上ライブ” 小田和正と「オフコース」の楽曲でコラボも

2024年11月03日 05:00

芸能

いきものがかり 結成25周年、厚木を思い出す“路上ライブ” 小田和正と「オフコース」の楽曲でコラボも
“原点回帰”の弾き語りを中心としたライブを日本武道館で開催した「いきものがかり」 Photo By 提供写真
 男女ユニット「いきものがかり」が2日、東京・北の丸の日本武道館でライブを開催した。2021年にギターの山下穂尊さん(42)が脱退し、リーダー水野良樹(41)とボーカルの吉岡聖恵(40)の2人体制になってから最大のステージ。約1万2000人の前で代表曲「ありがとう」など全20曲を披露した。
 3日の結成25周年記念日を前にした特別なコンサート。一番のサプライズはアンコール後に待っていた。水野の呼びかけで小田和正(77)が登場。「お待たせしました!」とお決まりのあいさつとともに花束を2人に手渡すと、客席からどよめきの声が上がった。

 小田が2人のメジャーデビュー曲「SAKURA」(06年)をいち早く自身のラジオ番組で紹介し、恒例ライブ「クリスマスの約束」でコラボするなど親交は18年に及ぶ。水野は「自分たちの曲を取り上げてくれたことが励みになりました」と当時を回想。小田は「これからも良い歌をいっぱい書き続けて聴かせてください」と2人を激励した。緊張のあまり水野のピアノ伴奏と歌唱が合わず、歌い直すハプニングもあったが、ステージでは同曲やオフコースの「君住む街へ」の2曲を3人で披露し沸かせた。

 今回のテーマは「路上ライブ」。枯れ木や生け垣など屋外をイメージしたステージで、水野のピアノやギターに合わせて吉岡が歌唱する弾き語りの構成。終盤まではサポートメンバーも入れず、2人だけの空間を作り上げた。

 1999年11月3日に結成し、地元の神奈川県海老名市や厚木市で路上ライブを重ねてきた。ステージの後方まで四方を埋めつくされた観客を見渡しながら吉岡は「路上で歌っていた頃には想像もしなかった景色です。ここからまた新たな一歩を進められます」と感謝の気持ちを伝えた。(吉澤 塁)

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