国民・玉木雄一郎代表 103万の壁引き上げによる税収減の補填は?「予算使い残しで足りませんはない」
2024年11月05日 17:39
芸能
一方で、政府からは103万円の壁を引き上げることによる税収減を指摘する声も出た。林芳正官房長官は、国民の提案について、「政府としてのコメントは差し控える」としながらも、「国、地方で7~8兆円程度の減収を見込まれる」と試算額を発表した。
こうした声に対し、玉木氏は「まず7兆円という規模なんですが、国にとっては減収だけど、7兆円分、手取りが増えるということ」と自身の認識を示した。その上で、最近数年の税収事情について解説した。
「たとえば去年の予算って組みますよね、100兆円超えるって。使い残しが7兆円あるんです。前の年は11兆円あるんです。税収も去年、いろいろ還付したのにもかかわらず、予定より2・5兆円入っている。その前の年は、予定していたのより7兆円、余分に入っている」。さらに、外為特会による税外税収も計算できるとした。
「7兆円、8兆円減りますというけど、そもそも無駄な予算を7兆も10兆も11兆も積み上げておいて、年度が終わって締めたら使い残しが11兆円ありました、8兆円ありましたみたいな話をするのだったら、ちゃんと予算をもっと精査して、無駄な予算を積み上げて、こんなにお金かかるんですよじゃなくて、もっと少なく済んでいるし、その分国民の皆さんに還元できるので、そういう根本的な見直しをすべき」。また「11兆も7兆も予算を使い残しておいて、税収が予定より何兆も増えておいて、それで足りませんという話はないので、そういう精査をやりませんか?ということを提案して(いる)」とも主張。さらに「これは自民党や公明党から出てこないんですよ」と疑問を呈した。
物価高、エネルギー高で国民生活が困窮する一方で、税収は4年連続で過去最高を更新している。玉木氏は「税収も、予定よりも何兆円も上振れているのが、4年連続で続いていて。4年連続で過去最高の税収ってことは、国民の皆さんから取りすぎているんですよ」と訴えた。