【大阪杯】スワロー 濃霧切り裂く総仕上げ「力を付けてる」
2018年03月29日 05:30
競馬
鈴木康弘元調教師によるG1馬体診断(27日付)では強力関西馬を抑えて1位評価。「馬体診断のご指摘通り成長している。強豪相手にどこまで通用するか、力試しの一戦だが、昨秋に比べて完成度が上がっている」と菊沢師は言う。「体重こそ増えていないが、体つきは立派になった。3歳時のやんちゃさがまだ残っているとはいえ、気性も成長してきた。人間との信頼関係ができている」。視界が悪い中でも気分良く四肢を伸ばしたのは、鞍上への揺るぎない信頼があればこそだろう。
「前走(AJC杯=2着)は初の古馬相手の上に休み明け。厳寒期のため目いっぱいの仕上げではなかった。そんな中で長くいい脚を使えたのは収穫。間違いなく力を付けています」。菊沢師は霧が晴れたような顔で締めくくった。