シャープな伸びだった。メイショウシンタケはCWコースでしまい重点。ゆったり周回して徐々にスピードを上げていく。直線を向いて強めに負荷をかけられるとラスト1F11秒5(4F55秒2)で駆け抜けた。稽古をつけた仁岸助手は「イメージ通りでした。グッと反応してくれるし、調教をしている分には真面目です」と上々の感触。約4カ月の休み明けについても「やや太めではありますけど(最終追いで)あと一本やれるので。絞れてくると思います」と前向きだった。
昨年の年明けは3勝クラスの身だったが、3月の戎橋Sを5番人気Vでオープン入りすると、6月の米子Sも10番人気Vで高配をもたらした。その後も重賞で関屋記念5着、京成杯AH4着とメンバー最速の上がり3Fで上位争いに加わり充実ぶりが光る。「もともといいものを持っていましたし、力をつけています」と仁岸助手は分析。「戦績にムラがあるように見えますけど、流れが向かなかったり、道悪馬場が合わなかったりで敗因があるので。しまいを生かせれば」とポイントを挙げた。条件付きでも一発の魅力は十分。新年の縁起重賞で再びアッと言わせるかもしれない。