【多摩川・クイーンズクライマックス】浜田 G1初優出V!トップSでインから押し切り「2Mで確信」

2024年01月01日 04:58

ボートレース

【多摩川・クイーンズクライマックス】浜田 G1初優出V!トップSでインから押し切り「2Mで確信」
クイーンズC優勝戦を制し、ティアラと優勝賞金の目録を手に笑顔でポーズをとる浜田(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 ボートレース多摩川のプレミアムG1「第12回クイーンズクライマックス」は12月31日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の浜田亜理沙(35=埼玉)がインから押し切ってG1初優出Vを達成。優勝賞金1600万円とともに、SGクラシック(3月15~20日、戸田)の出場権を獲得した。同時開催のG3シリーズ戦は第11Rで優勝戦が争われ、1号艇の西橋奈未(27=福井)が逃げて制した。
 復活の地で大きな飛躍を遂げた。12選手の中でクイーンズクライマックス初出場は浜田のみ。G1優勝戦もただ1人、未経験だった。だが、トライアル3戦をオール連対にまとめてポールポジションを獲得。そして最後もインからコンマ15のトップスタートを決め、外5艇を完封した。

 「レースが近づくにつれて緊張してきたけど、角ひとみさんが、そばにいてくれたので安心してレースにいけました。1Mは冷静にターンできたし、2Mを回って(優勝を)確信した」

 全員が初参戦だった第1回を除くと、大会史上3人目の初出場V。ただ、この偉業にたどり着くまでの道は決して平たんではなかった。13年9月に自身3度目の優勝を挙げてからファイナル32連敗。絶好枠を手に入れても勝ち切れない日々が続いた。この長いトンネルの出口となったのが22年6月の多摩川ヴィーナスシリーズだ。6連勝で開幕ダッシュを決めると準優、優勝戦もイン速攻で快勝。8年9カ月ぶりに勝利の美酒を与えてくれた。

 「あのときはペラが合ってなくて1Mも道中もターンマークを外していた。それでも優勝させてくれたし、相性の良さを感じる。きっかけをくれる水面なので(今回も)優勝できる気がしていた」

 この優勝により23年女子賞金ランクはキャリアハイの3位。地元・戸田クラシックでのSGデビューも決まった。「旦那(中田竜太)が出場を決めていたし、こうなったら自分も絶対にクラシックに出場したいと思っていた。22年はレディースチャレンジカップ、23年はクイーンズクライマックス出場と1個ずつクリアできている。24年は、まずSG初1着の水神祭」。課題の勝負弱さを克服し、23年の目標も達成。それでも満足することはない。最高峰の舞台でも女子トップクラスの旋回力を駆使して暴れ回る。

 ◇浜田 亜理沙(はまだ・ありさ)1988年(昭63)3月19日生まれ、山口県岩国市出身の35歳。広島支部所属の104期生として09年5月に宮島でデビュー。同年9月とこなめで初1着。12年2月に児島で初優勝。同期・中田竜太との結婚を機に埼玉支部に移籍。通算成績は2377戦500勝。56優出10V。主な同期は松田大志郎、竹井奈美、藤山翔大。1メートル62。血液型B。

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