【競輪選手 黒瀬浩太郎】123期を先頭で引っ張る潜在能力「自分の力を生かせる職業」
2024年01月01日 07:00
競輪
迎えた11月21日からの高知A級1、2班戦の初日予選は当然に人気。しかし内に詰まったまま6着敗退でプロの洗礼を浴びる。それでも残りの2日間は1着で意地は見せた。次の27日からの玉野開催では気持ちを切り替え臨んだ。初日は突っ張って逃げ切り、先行力をアピールした。
「高知の初日は焦ってしまった。今回は今までの反省を生かして突っ張りました。あの距離を踏んでも踏めている感じはあった」
準決勝も強風の中で逃げ切り連勝で決勝戦に進出。決勝戦こそ6番手からの捲り不発で6着に終わったが自信をつかんだシリーズになった。
今年の目標は「ルーキーチャンピオンで勝つことです。前半でレースに慣れて後半でS級9連勝を達成したい。今は力と技術をつける時。運良くS級に上がっても通用しないと思う」としっかり将来を見すえている。犬伏湧也、山口拳矢のようにダッシュで勝負する選手になりたいと話す。上位で活躍するために「体重が軽いので風が吹くと止まってしまう。大学の時は78キロなのに今は70キロ。なかなか増えない体重を増やすのが課題です」とパワー強化をはかり、123期を先頭で引っ張っていく。
◇黒瀬 浩太郎(くろせ・こうたろう)2000年(平12)1月24日生まれ、広島県出身の23歳。123期養成所順位2位で23年4月宇都宮でデビュー。通算成績は32戦21勝。1メートル68、70キロ。血液型O。