【競輪選手 棚瀬義大】ダイナミックな攻勢で売り出し中!貪欲に進化求めて

2024年01月01日 07:00

競輪

【競輪選手 棚瀬義大】ダイナミックな攻勢で売り出し中!貪欲に進化求めて
棚瀬義大 Photo By スポニチ
 23年の競輪界は若手が続々と頭角を現した。今年もパリ五輪自転車競技出場選手に負けじとニューヒーロー、ニューヒロインが誕生しそう。スポニチでは24年の辰年に昇竜の勢いで伸びそうな逸材をピックアップ。東海地区からは棚瀬義大(24=岐阜)だ。
 中部地区で期待の棚瀬はダイナミックな攻勢で売り出し中だ。デビュー当初から果敢な仕掛けを身上にラインに貢献。新人戦2戦を経て本デビューの7月大垣から9連勝を決めて特別昇班を果たすなど、ポテンシャルの高さを発揮している。

 「基本は徹底して先行でやっているけど、レースの組み立てが課題ですね」

 白星を積み重ねていくうちに追う立場から警戒される立場に変わった。養成所の在所順位は8位の逸材。勝ち切れないレースもあるが、それを補うほどの脚力は魅力と、伸びしろにあふれている。「風をもらっても長い距離は踏める。ただ、1、2班戦で走れるようになっても、まだ波がある」とあくまで現状に満足してない様子で、貪欲に進化を求めている。

 ホームバンクは岐阜だが、大垣に出稽古に行くことも多々ある。ヤンググランプリに出場した志田龍星は朝日大学の先輩という間柄で、ダービー王・山口拳矢も大垣を拠点にしている。「大学の先輩である志田さんと練習したり、(山口)拳矢さんとも一緒にやることもあってすごく刺激になっています」とトレーニングは充実の環境で行われている。師匠である川口公太朗の存在も大きく、モチベーションは高い。「師匠とS級で連係するのが夢ですね」と恩師との連係を胸に抱いて、S級を見据える。着実に持久力とスピードの強化はできていて、進化は著しい。将来の中部地区を担える逸材が、まずはS級点確保を目指して、今年も豪快な走りで白星を量産していく。

 ◇棚瀬 義大(たなせ・よしひろ)1999年(平11)11月20日生まれ、岐阜県出身の24歳。岐阜支部。123期。23年5月四日市でプロデビュー。8月岸和田で9連勝を飾りA級2班へ特別昇班。通算6V。師匠は川口公太朗(98期)。1メートル82、81キロ。血液型O。

おすすめテーマ

2024年01月01日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム