【ボートレーサー 門田栞】ヤング&女子の宝庫から、とびっきりの逸材出現

2024年01月01日 07:00

ボートレース

【ボートレーサー 門田栞】ヤング&女子の宝庫から、とびっきりの逸材出現
門田栞 Photo By スポニチ
 コロナ禍から徐々に抜け出し、ボートレース場に多くのファンが戻って熱い声援が飛び交った2023年。新しい2024年を迎えて、なおいっそう活気が出てきそうだ。今回の特集では、今年を盛り上げてくれそうなニューヒーロー、ニューヒロイン候補をスポニチ・ボートレーススタッフたちが紹介する。中四国地区からは昨年11月に初1着を挙げた女子レーサーの門田栞(23=香川)に注目した。
 24年のイチオシに“ブックマーク”。ヤング、女子の宝庫の香川支部から、またまた楽しみな逸材が現れた。それが門田だ。

 昨年夏頃から、1位の展示タイムを計時することが増えた。オリジナル展示データを採用している場では回り足、直線、1周タイムなど他の項目でも色がつく(1位は赤、2位は黄)ことが多くなっている。

 初勝利は今期初戦の昨年11月9日、まるがめ6Rで飾った。6コースから最内を根っこ差し。デビューから1年半、273走目での水神祭を地元で挙げたとき、周囲の選手は一様に「えっ、初勝利なの?」と驚いた。この開催では3周ビッシリ競り合って2番手争いを制するなど、すでにデキる若手として認知されていたからだ。

 「初勝利は3周があっという間に感じた。乗り心地を最優先に求めるので直線タイム、あと展示タイムが出ている時が仕上がりのサインになる」

 次の12月徳山では2勝目もマーク。3コースから狙いすました捲り差しでインの艇を捉え、最内を追い上げた艇を2Mさばいて制した。「3コースは好きなので、今期からコース取りを解禁している」と話しており、2走目で結果を出すのだから今後も覚えておきたいデータだ。

 陸の上ではほんわかした和みのある表情でも、水面に出ると別人のような鋭いターンを繰り出す師匠の中田元泰と同じ雰囲気を醸し出す。レースをつくれる3、5コース戦が狙い目。今はまだ2、3着が多いが、今年は1着まで突き抜けるシーンを多く見たい。ボート競技のダブルスカルで18年のインターハイ2位。スポーツ推薦で養成所入りと身体能力は高い。その名の通り同年代、後輩の道しるべとなるような選手として、突き進みたい1年だ。

 ◇門田 栞(かどた・しおり)2000年(平12)7月9日生まれ、愛媛県出身の23歳。香川支部所属。130期。22年5月に地元・まるがめで初出走。昨年11月、まるがめで大外6コースから差し切って待望のデビュー初1着を飾った。通算成績284走2勝0V(昨年12月23日現在)。同期に中山翔太、藤原仙二、西丸侑太朗、本田愛ら。1メートル55。血液型A。

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