【ラジオNIKKEI賞】ショーマンフリート華麗に変身!手塚師「これまでと全然違う」
2024年06月27日 05:30
競馬
先週は宝塚記念2着で復活をアピールしたソールオリエンスの最終追いパートナーを務めた。最後まで互角の脚色で先輩皐月賞馬に食い下がった。「ソールオリエンスと併せても問題ないと思っていた。それくらい具合がいい。元から動く馬でジョッキーが乗っていたらもっと動いていたと思う。十分、勝ち負けになる」と指揮官。確信があったからこそ厩舎のエースの調教パートナーに指名した。
初コンビを組む菅原明は宝塚記念でG1初制覇を成し遂げたばかり。2週前追いでコンタクトを取り好感触を得た。「(手塚)先生から状態がいいと聞いていて、その通りだった」と納得の表情。全2勝はいずれも好位から抜け出す正攻法。「前にいけるのはプラスだし開幕週なので積極的に運びたい」と意気込む。
6年前には厩舎の代表馬フィエールマンがこのレース(2着)をステップに菊花賞を制覇。厩舎初の牡馬クラシックVへとつなげた験のいい舞台でもある。指揮官は「春先は熱発があり状態は良くなかった。今は馬が自信を取り戻してきたし、寒い時季より暑い時季の方が走るタイプ。非常にいい状態でレースを迎えられる」と自信満々。秋の大舞台へ向け、ここは通過点にしたい。
《手塚師好相性レース》手塚師はラジオNIKKEI賞との相性が良く、堀師、木村師と並び現役最多2勝をマーク。05年Vコンラッドは08年ダイヤモンドS2着、17年Vセダブリランテスは18年中山金杯を制するなど、後に古馬路線でも活躍。また18年2着フィエールマンは同年菊花賞、19、20年天皇賞・春連覇とG1・3勝。ショーマンフリートもここでの好走を足掛かりに偉大な先輩馬の軌跡をたどるか。