【まるがめボート SG第70回メモリアル】白鳥幹太の推しは重成一人 派手に立ち回って大花火打ち上げる
2024年08月27日 04:30
ボートレース
「やっぱり詰めの甘さですよ。優勝というチャンスが1本の太い棒やとしたら、最後の最後まで握り締めるだけの握力が足りない。今の僕には優勝という花火を打ち上げるだけの点火剤すら残ってませんけど…」
元々、嘆いてボヤき倒して自らを鼓舞するタイプ。最後の一言を真に受ける必要はあるまい。前節のFも昨年と同じ。1本くらいで弱気になることはない。
「若い頃から僕は堅実にというタイプではない。やっぱりいつだって派手に立ち回りたい」。そんな自尊心が最もあふれていたのが11年の住之江グランプリ。6号艇で登場したトライアル最終戦を気迫の前付け策からイン奪取に成功。100メートルを切る深い起こしからあっさり逃げ切って、周囲をアッと驚かせたのは今でも忘れられない。
堅実なんて御免。苦しい時こそ派手に立ち回れ――。地元ファンの声を代弁しつつ、職人・重成による大花火を切望している。