【小田原競輪 75周年記念G3北条早雲杯 最終日】7車結束で郡司浩平V「本当にラインのおかげ」

2024年08月27日 18:25

競輪

【小田原競輪 75周年記念G3北条早雲杯 最終日】7車結束で郡司浩平V「本当にラインのおかげ」
地元の仲間に囲まれ笑顔の郡司浩平(下段中央) Photo By スポニチ
 小田原競輪開設75周年記念、大阪・関西万博協賛競輪G3「北条早雲杯争奪戦」(優勝賞金522万円、副賞含む)は最終日。12Rの決勝では7車結束した南関勢の4番手を回った郡司浩平(33=神奈川・99期)が3番手から抜け出した松井宏佑をゴール前でかわして優勝。当地記念は連覇で通算5回目、記念の優勝は今年1月の川崎以来、21回目となった。
 一流が集まる記念決勝で前代未聞の南関7車結束。絶対に結果を出さなければいけない1戦を、扇の要である郡司がきっちり勝ち切った。

 「前の気持ちも、後ろを固めてくれた先輩の気持ちもうれしかった。みんなで力を合わせて僕の優勝がある。本当にラインのおかげです」と郡司は何度も仲間へ感謝した。

 青板バックから先頭の新村穣が全開。打鐘では唯一の敵と言っていい脇本雄太が来る前に北井佑季が番手捲りを敢行。最終Bで松井も出て行った。そして最後は郡司が差す。全く隙のない結束だった。

 「車番もいいし、前から突っ張るという作戦だった。北井さんも早めに出ていかないといけない展開になった。道中は脇本さんも見えていたし、余裕を持って回れた」と冷静に振り返った。

 川崎、平塚、小田原と夏の地元3連戦。平塚オールスターこそ優勝はできなかったが、決勝には進み2V、G1優出とさすがの活躍だった。さらに今回は大舞台から中4日で疲れも気になるところだったが、「間隔が詰まっていたことでそのままの感覚で来られた」。ピークを持ってきたからこそ、期待に応え結果を出した。

 郡司を総大将に北井、松井、和田真久留…。神奈川の総合力は今や全国トップだ。「記念もG1も1人でも多く勝ち上がろうとしている中で、逆に難しくなった」。今回も6人が決勝に進出し、並びを決める上でうれしい悩みも出てきた。

 それでも今回結果を出せたことに「これからのことも考えてまとまれたことは次につながると思う」と強調。最強の仲間たちとともに…。神奈川の絆を深めるエースのVだった。

おすすめテーマ

ギャンブルの2024年08月27日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム