寺川 悲願の銅メダル!日本新の58秒台をマーク!
2012年07月31日 03:15
五輪
準決勝で59秒34の3位で決勝に臨んだ寺川は「いい緊張感を感じている」と落ち着いた表情で入水。前半50メートルを28秒96で上々のスタートで、残り50メートルはほぼ横一線。ラストスパートをかけた寺川は「平井(伯昌)先生に言われてたことを思い出して、冷静になれた」と最後に伸びてタッチの差で3位に滑りこんだ。
大学2年生で出場した04年のアテネ五輪では、200メートル背泳ぎで8位入賞。その後は伸び悩み成績は低迷。そこから平井コーチに指導を受け、這い上がってきた強さを大一番で発揮した。
大会前に寺川は「ロンドンまでに悔いを残したくない。先は何も考えられない」と強い決意を語り、大会後に現役引退を表明。決意を持って望んだレースを終え「目標としていた金メダルではなかったですけど、目標の58秒台を出せてうれしいです」と大粒の涙をこぼした。