1964年東京五輪のメーン会場となった東京・国立競技場で8日、2020年五輪招致成功を祝って聖火台に火がともされた。49年前の開会式で使用された入場行進曲が流され、陸上の日本学生対校選手権に出場した大学生らによるカウントダウン後に炎が上がると大歓声に包まれた。
男子400メートルリレーでロンドン五輪5位入賞メンバーの飯塚翔太選手(22)=中大=は、1日に男子ハンマー投げの室伏広治選手(38)=ミズノ=とともに聖火台を磨くイベントに参加したばかり。「聖火台を磨いて心が清らかになった。東京開催が決まって、やったと思った」と笑みを浮かべた。