閉会式で東京アピール 椎名林檎が音楽監修 被災地の児童らが人文字

2016年08月22日 11:03

五輪

閉会式で東京アピール 椎名林檎が音楽監修 被災地の児童らが人文字
2020年東京五輪を紹介するセレモニーで映し出された「ありがとう」のメッセージ
 「2020年に東京で会いましょう」―。21日のリオデジャネイロ五輪閉会式で、五輪旗がリオデジャネイロ市から2020年五輪を開催する東京都の小池百合子知事に引き継がれた。
 次回開催都市による恒例のアトラクションには安倍晋三首相がサプライズ登場。「LOVE SPORT(スポーツ大好き)」をテーマに、日本が誇るアニメのキャラクターや最新の映像技術を駆使し、4年後のスポーツの祭典を待つ首都をアピールした。

 約8分間の演出は椎名林檎が音楽を監修。冒頭で、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の各県や東京都の小中高生らが、さまざまな言語でつくった「ありがとう」の人文字が映し出された。

 続いてサッカー漫画「キャプテン翼」の主人公、大空翼ら海外でも知られるキャラクターが次々登場。安倍首相が人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のマリオに扮して、ドラえもんが用意した「土管」を通り抜け、地球の反対側にあるリオのマラカナン競技場に駆けつけるユニークなストーリーを展開した。

 マラカナン競技場では、フィールド上の光るフレームを徐々に動かしながら「組市松紋」の大会公式エンブレムを形作った。富士山と東京の名所を掛け合わせた影絵が浮かび上がったクライマックスでは競泳の五輪金メダリスト、北島康介さんも登場し、花火が上がった。(共同)

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