日本代表“酒井代役”山根 攻守に存在感見せたW杯デビュー 交代まで枠内シュート許さず

2022年11月27日 21:13

サッカー

日本代表“酒井代役”山根 攻守に存在感見せたW杯デビュー 交代まで枠内シュート許さず
<日本・コスタリカ>前半、激しい守備でコスタリカを止める上田(左)と山根(撮影・西海 健太郎) Photo By スポニチ
 【W杯カタール大会1次リーグE組   日本0―1コスタリカ ( 2022年11月27日    A・ビン・アリ )】 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組の日本代表は27日、コスタリカと対戦し、後半36分に失点して0―1で敗れた。森保監督は逆転勝利を飾った23日のドイツ戦から先発メンバー5人を変更、後半には次々と交代選手をピッチへ送ったが、最後までゴールが遠かった。2戦を終え勝ち点3のまま。決勝トーナメント進出を懸け、日本時間12月2日午前4時からスペインと対戦する。
 酒井の負傷欠場によって右サイドバックでW杯デビューした山根がバックアッパーとしてきっちりと穴を埋めた。

 国歌斉唱では緊張した面持ちだったが、試合開始のホイッスルが鳴り響くと表情は一変。敗因となったPKを献上したカナダ戦(17日)の“リベンジ”に向け「強い気持ちをもってやりきりたい」と臨むと、コスタリカを封じ守備陣として最低限の結果を出した。

 前半から持ち前の攻撃力も発揮。同8分には中央にくさびのパスを供給。同18分には、鎌田のパスに反応してペナルティーエリア内に侵入するなど積極性も見せた。

 遅咲きの28歳がW杯で花開いた。プロデビューした湘南から川崎Fへの移籍を経て、迎えたプロ6年目の27歳で代表デビューした。その韓国戦で初ゴールを挙げ“持っている”と言われることもあるが、その自覚はない。「自分をスペシャルな選手とは思っていない。ケガで休んだら自分の代わりに出た選手が活躍してそのまま(ポジションを)奪われちゃうんじゃないか、みたいなことはいつも思っている」。見続けてきたのは、「夢」以上に「足元」。だからこそ、遅咲きでもW杯までたどり着けた。

 後半17分に三笘と交代するまで、コスタリカ攻撃陣に枠内シュートを許さず。一瞬の隙を突かれ後半36分に失点し、痛恨の黒星を喫した森保ジャパン。決勝トーナメント進出へ、1次リーグ最終戦の相手はは無敵艦隊スペイン。ドイツ戦の歓喜から一転、崖っ縁に立ったが、山根のこの日の動きは必ず力になる。

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