【データスタジアム】効果的だった伊東と堂安のドリブル

2022年12月07日 05:10

サッカー

【データスタジアム】効果的だった伊東と堂安のドリブル
<日本・クロアチア>後半、ドリブルする堂安(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦   日本1―1(PK1―3)クロアチア ( 2022年12月5日    アルジャヌーブ競技場 )】 1メートル90前後の長身FWをそろえるクロアチアは、空中戦で日本攻略を試みた。延長戦を含む120分間で放ったクロスは33本(成功10)。90分換算で24.75本(成功7.5)はこれまで森保ジャパンが許した2番目、成功は最多だった。両サイドバックはドリブル突破を狙わず、アーリークロスを多用。空中戦で59戦35勝、勝率59.3%と優位に立った。
 一方、日本は地上戦で対抗した。ドリブル合計22回(成功12)は、7回のクロアチアの3倍以上。左サイドの三笘は警戒されたのか、成功は延長前半終了間際に中央突破した1本どまりも、右サイドで先発した伊東と堂安が輝きを放った。3人とも4回のドリブルで伊東は3回、堂安は2回成功。必要に応じて前後を入れ替わり、より深い位置に進入してクロスを上げるなど、前回準優勝の強豪相手に最後まで堂々と渡り合った。

 セットプレーのキッカーも任される伊東と堂安は、右の攻撃的ポジションを争う関係が続き、同時先発は19年6月のエルサルバドル戦以来。今大会は3バックの併用を機に同時出場が増え、日本の5得点は全て2人がピッチにいる時間に生まれた。伊東は29歳、堂安は24歳。8強の壁に再び挑む日本にとって、ライバル関係を超越した2人の力はまだ欠かせない。(記録課・矢吹 大祐)

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