【Jトピ~データで読み解く】堅守の浦和 GK西川、CBコンビがけん引 リーグ最少22失点で記録更新も

2023年11月08日 06:00

サッカー

【Jトピ~データで読み解く】堅守の浦和 GK西川、CBコンビがけん引 リーグ最少22失点で記録更新も
J1シーズン平均失点5傑 Photo By スポニチ
 優勝の可能性をわずかに残す3位浦和は、歴史的な堅守を誇る。今季の失点はリーグ最少の22点。残り3戦で計1失点以内なら、08年大分が記録したシーズン24失点、J1最少平均失点0・706を更新し、史上初の0・6点台となる。
 過去5シーズンは18年の5位が最高と、優勝争いに加われていない浦和は今季守備が改善。39失点の昨季から今季はリーグ最少の22失点と半数近くまで減らしている。3失点以上の試合はなく、1失点の12試合中、半数の6試合が逆転勝ちで、失点を重ねる試合が少ない。さらにPKを与えたファウルは0、セットプレーからの失点もリーグ最少の3点に抑えている。

 堅守を支えるのがベテランGK西川と、21年からプレーしているDFショルツ、今季加入したDFホイブラーテンのCBコンビだ。

 今季37歳の西川は開幕から全試合フル出場。落ち着いたプレーで好セーブを披露し、セーブ率76・3%は10試合以上出場している25選手の中で最も高い。直近2戦も失点0で無失点試合数を14に伸ばした。西川は前出の08年大分でも主力としてゴールを守り、シーズン記録に貢献している。浦和加入初年度の14年に記録した、自身最多のシーズン無失点16試合の更新にも注目したい。

 CBの2人はGKの前に立ちはだかり、大きな壁となっている。守備の指標となるCBI(クリア+ブロック+インターセプト)はホイブラーテンが全選手で6位の192回、ショルツが同7位の190回。複数プレーヤーが上位で、チームの強みになっている。共に足元の技術もあり、パス数はショルツがリーグ最多の2069本、ホイブラーテンが2位の1961本と自陣からボールをつなぐチームのスタイルにもフィットしている。

 MF岩尾、日本代表MF伊藤のボランチコンビとも好連係を見せ、今季の被シュートはリーグで2番目に少ない254本。「打たせない」守備で記録更新を狙う。(データ提供・データスタジアム)

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