【アジア杯】森保ジャパン 先制もイランに力負け、8強敗退…「交代カードをうまく切れなかったのが敗因」
2024年02月04日 04:30
サッカー
森保監督は「選手もスタッフもこの2日間良い準備をしてくれていた。監督としてみんなの努力を結果に結びつけられなかったのは本当に残念に思う」と声を震わせながら語った。
左サイドに快足FW前田を起用した前半は前線からボールを追うプレスが効いて、ペースを握った。しかし、大歓声に後押しされたイランに徐々に流れを渡し、後半10分に中央突破を許して同点弾を許した。ここまで4試合でセットプレーから喫した4失点を含め計6失点。修正を施したはずだったが、この日も2失点。課題は大会を通じて解決できないままだった。
DFリーダーとして奮闘した冨安は「勝ちに値する試合ではなかった」と悔しさをにじませた。格下相手にも無失点試合は一度もなく、3月のW杯アジア2次予選にも影を落とす。冨安は「自分も含めて後半に熱量を感じることができなかった。今日の負けがあったから強くなれたと言えるようにしないといけない」と厳しい口調で語った。
W杯カタール大会ではさえた森保監督の采配もこの日は鈍った。板倉は前半に警告を受けた上に、脚を気にするそぶりを見せていた。交代要員として町田を準備していたが、結局交代に踏み切れなかった。試合終了間際には、その板倉が致命的なPKを献上。森保監督は「私自身が交代カードをうまく切れなかったのが敗因」と厳しい表情で語った。
ピッチ外では不測の事態に見舞われた。1月31日に攻撃の主軸だった伊東の性加害疑惑が報じられ、日本協会の判断が二転三転した末、2日に正式に離脱が決定。チームは切り替えて挑んだが、シュート本数で日本の8本に対してイラン17本、内容でも完敗だった。
第2次森保政権として目標としたのは26年W杯での世界一。ただ、現実はアジアの8強だった。「W杯予選を勝ち抜く力を付け、世界一に向かって一つ一つ頑張りたい」と指揮官。このギャップを埋めるために、また前を向いて進むしかない。
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