森保監督が帰国「結果がすべて。優勝できず悔しい」 アジア杯敗退で反省も「後悔はまったくない」

2024年02月04日 23:15

サッカー

森保監督が帰国「結果がすべて。優勝できず悔しい」 アジア杯敗退で反省も「後悔はまったくない」
<森保監督帰国>羽田空港に到着した森保監督(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 アジア杯でベスト8に終わった日本代表の森保一監督(55)が4日、カタールから羽田空港に帰国した。「結果がすべてだと思いますので優勝目指して戦って優勝できず悔しい思いですし、選手とスタッフは本当に頑張ってくれた。監督として結果に結び付けることができず残念な思いです」と語った。
 指揮官は到着した空港では穏やかな表情で報道陣の質問に応え、ファンとの記念撮影に応じる場面もあった。

 3大会ぶり5度目の優勝を狙ったが3日の準々決勝ではイランに1―2で逆転負け。前半28分にMF守田が先制ゴールを挙げたが、後半10分に同点とされると、アディショナルタイムにPKを与えて勝ち越された。

 試合後には「私自身が交代カードをうまく切れなかったのが敗因」とコメントしていた指揮官。この日、一夜明けて改めて真意を問われると「(後半49分の)PKの後に浅野、細谷を投入したが、延長に入るかもしれないので相手も交代カードを切っていなかった。延長戦でパワーを上げる戦い方をしてくると思っていたので、そこで後出しじゃんけんをして勝っていこうかなと思いもあったので、結果、自分たちが手を打つ前に試合が終わってしまった。采配については考えないといけないというところはある」と振り返った。

 敗退から一夜明けて、記者から「後悔はあるか?」と聞かれると「反省は常にありますね。でも後悔はまったくないです」とキッパリ。「自分の中で考えて最善と思ったことを常に見つけているし、試合の勝敗はあるが、選手もスタッフも試合に向けて100%の努力をしてくれている。結果を受け入れられる準備があることだけでありがたい。後悔はありません。全ての結果については受け入れる。評価についても受け入れる」と続けた。

 3月のW杯2次予選へ向けて「変えていこうということは具体的に考えてない」としつつも「アジア杯に招集したメンバーと招集できなった選手たちも日本代表の戦力として力のある選手はたくさんいるので、ラージグループとして見て次の戦いのメンバー編成をしなければいけない」と話した。

 史上最強の呼び声も高かったが、5試合で計12得点8失点。イラクに敗れて1次リーグを2位通過すると、準々決勝ではチームの弱点を露呈してイランに敗れた。日本協会の田嶋会長は指揮官の進退に関して「全く考えていない。我々がドイツやスペインに勝ったりするのと同じようなことがアジアでも起こる。引き締めるチャンスにしたい」と話していた。

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