京都 川崎颯太 李忠成さん“伝説ボレー”に負けない活躍を

2024年02月15日 04:35

サッカー

京都 川崎颯太 李忠成さん“伝説ボレー”に負けない活躍を
京都・川崎(中央) Photo By スポニチ
 【パリ五輪世代 憧れを超えろ②】J1で圧倒的な成績を残し、パリでチームの中心になる。京都MF川崎颯太(22)は危機感をにじませながら、五輪へつながるシーズン開幕を見据えた。
 「(現時点で)僕はファーストチョイスじゃない。チームの核としての評価はされていないのが正直なところかなと思います」

 五輪世代としての直近の実戦である昨年11月のアルゼンチン戦は、出場機会なし。ともにシントトロイデン(ベルギー)でプレーするライバルの藤田譲、山本のプレーをベンチから見守るしかなかったが、簡単に引き下がるつもりはない。A代表のアジア杯でも活躍した、C大阪の毎熊に刺激を受け「Jリーグの選手でも力があるところを見せつけないといけない」と語る。昨年5月には、初のA代表入り。貴重な経験を無駄にはできない。

 憧れのプレーがある。プロ1年目から2年間、チームメートだった李忠成さんが11年のアジア杯決勝で放った“伝説のボレー”だ。「みんながあのシュートをまねしていたぐらい、社会現象にもなった。自分もみんなの記憶に残るプレーができたらなと思います」と、尊敬する大先輩に負けないような活躍を誓っている。

 昨年11月には一般女性と結婚した。3月には立命大を卒業予定で、文字通りサッカー一本の生活になる。「もう自分だけじゃない。もっと飛躍する年にしないといけない」。強い覚悟を力に変え、メダル獲得への核となる。 (北野 将市)

 ◇川崎 颯太(かわさき・そうた)2001年(平13)7月30日生まれ、甲府市出身の22歳。幼稚園から甲府のスクールでサッカーを始め、山梨大付小、中時代はフォルトゥナSCを経て甲府のジュニアユースに所属。立命館宇治高では京都ユースに所属し、立命大1年の20年からトップチーム昇格。昨年5月にA代表初選出。J1通算56試合出場、3得点。1メートル72、70キロ。利き足は右。

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