巨人・山口オーナー 築地新球場「魅力ある」も「本拠地移転を前提にした計画ではない」 企業グループ会見

2024年05月02日 05:15

社会

巨人・山口オーナー 築地新球場「魅力ある」も「本拠地移転を前提にした計画ではない」 企業グループ会見
記者の質問に答える巨人の山口オーナー(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 旧築地市場跡地(東京都中央区)の再開発事業者に選ばれた企業グループが1日、都内で会見した。11社で構成される企業グループの中、読売新聞グループ本社の代表取締役社長を務める巨人・山口寿一オーナーも出席。建設予定の約5万人収容のマルチスタジアムについて「巨人軍の本拠地移転を前提にした計画ではない」とした上で「魅力あるスタジアムというのは当然、私どもとしても使ってみたい気持ちはあります」と発言した。
 企業グループの中心の三井不動産は、巨人の本拠地・東京ドームの運営会社を傘下に持つ。同社の植田俊社長は東京ドームについて「築36年たっているが、今でもリニューアルや定期補修をやって、まだまだ活用をしていく」と説明した。

 山口オーナーは新スタジアムの屋根は開閉式ではなく、人工芝を敷く予定で、国際試合などで使用する構想を明かした。老朽化も指摘される東京ドームからの移転が注目される中、「本拠地球場の移転というのは大仕事。相当な調整も必要。読売だけで決められることではない」とした。

 再開発区域は、東京駅から南に2キロ離れた約19ヘクタールの都有地。9000億円を投じて整備する計画で、大部分の施設は32年度に開業を予定している。

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