熊本県知事 コチョウラン渡し「預かってもらうという認識」 寄付行為に抵触か

2024年05月02日 04:40

社会

 熊本県の木村敬知事が初当選した今年3月の知事選挙直後に、コチョウランの鉢植えを熊本市の複数の知人や医療・福祉施設に渡していたことが1日、分かった。
 公選法は政治家が選挙区内で金品や物品を寄付することを禁じている。木村氏は1日、報道陣に「あげるのは寄付という認識があり、預かってもらうという認識だった」と釈明した。

 木村氏によると当選祝いとして会社社長などから贈られたコチョウランの大半を、市内の知人や病院など7カ所に預けた。「捨てるのが惜しまれた」と言い、知事公邸入居後に「取りに行こうと思っている」とも話した。

 神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)は「仮に預けていたとしても施設側が飾っていればそこに価値が生じる。寄付行為に当たる違法行為だ」と指摘した。

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