「N高生」も被害に…KADOKAWAサイバー攻撃で新たに発覚 在校&卒業生など「情報漏洩の可能性」

2024年07月03日 11:27

社会

「N高生」も被害に…KADOKAWAサイバー攻撃で新たに発覚 在校&卒業生など「情報漏洩の可能性」
N高等学校・S高等学校公式X(@nhigh_info)
 サイバー攻撃を受け、保有する個人情報の漏えいを調査していた出版大手KADOKAWAは3日、同社傘下「ドワンゴ」と創立した「角川ドワンゴ学園」の在校生らの個人情報が「漏えいした可能性が高い」と発表した。
 N高グループは公式サイトを通じ「ランサムウェア攻撃による情報漏洩に関するお知らせとお詫び」を掲載。漏えいしたとみられるのは、角川ドワンゴ学園が設置した「N高等学校」「S高等学校」「N中等部」の在校生、卒業生、保護者の一部個人情報。「クレジットカード情報につきましては、当学園でデータを保有していないため、情報漏洩は起こらない仕組みとなっております」とした。

 同校は「漏洩した情報の中にメールアドレスが含まれていた場合、今後、これらの個人情報を悪用し、フィッシングメールやスパムメールなどの迷惑メールが送付される可能性があります。不審なメールを受け取られた場合は十分にご注意いただくようお願い申し上げます」と注意喚起。「なお、この攻撃を行ったとされる組織が主張するウェブサイトへのアクセスやデータファイルのダウンロードなどの行為は、マルウェア感染などの危険がありますので、ご注意いただきたく存じます。また、当該組織の主張内容につきましては現在調査中ですが、上記のデータの拡散は個人情報を侵害し深刻な影響を及ぼす可能性があるため、SNSなどによる共有はお控えくださいますよう、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます」と呼びかけた。

 KADOKAWAは「在校生、卒業生、保護者をはじめ関係するすべての皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけすることになり、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。引き続き、被害状況や影響の範囲の調査を進めるとしている。

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