林官房長官 自民総裁選の立候補表明 岸田派頼みの選挙戦に
2024年09月04日 05:30
社会
裏金事件の関係議員に対し、非公認の追加など新たな処分を行わないとした上で、新事実が明らかになれば処分を見直す考えを示唆した。政治資金を監督する独立行政機関創設を主張した。
憲法改正を巡っては3年間の総裁任期中に「国会発議を行いたい」と語った。中国との外交姿勢を問われ「私は『知中派』だ。相手を知って交渉しなければ結論を得ることは難しい」と述べた。
選択的夫婦別姓に関し個人的に前向きだとしたものの、党の意見集約を優先する考えを示した。省庁再編の議論も始めたいとした。
小泉進次郎元環境相(43)らを念頭に、自身は防衛相や外相などを歴任してきたとし「持てる経験と実績を生かし、国のために使いたい」と力説した。
会見には岸田派議員らが参加。派閥中心の選挙戦ではないかと問われ「派閥がなくなっても切磋琢磨してきた関係は続く」と言明。一方で、同派以外の議員も同席していると紹介した。
4日に立候補表明する茂木敏充幹事長(68)は会見で経済再生に努める考えを示した。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は麻生太郎副総裁と党本部で会談。上川陽子外相(71)は会見で、立候補に必要な20人の推薦人確保に関し「めどが立ってきた」と話した。