小泉進次郎氏「知的レベル低い」“失礼”質問にも余裕の笑み「安心感持っていただけるよう」絶妙な返しも
2024年09月06日 12:29
社会
総裁選に臨む立候補者と記者の「真剣勝負の場」とは言え「知的レベルの低さ」は、相手を刺激する“失礼”なワードとも言える。それでも進次郎氏は余裕の笑みをたたえ、謙虚な姿勢で質問に返答した。
「私に足らないところが多くあるのは、それは事実だと思います。そして完ぺきではないことも事実です」と認めたうえで「伸びしろ」と「成長力」を強調した。「しかし、その足りないところを補ってくれるチーム、最高のチームをつくります。そのうえで今まで培ってきたものを一人、一人、各国のリーダーと向き合う覚悟、そういったものは私はあると思っています」と落ち着いた口調で決意表明した。
自信がある。2009年に初当選。以来、党内外の“猛者”から学び、仕事をともにしてきた。「各国のリーダーも多様な方がいますけど、自民党の中にもなかなか、多様な方々が多く、そういったなか15年間、野党の経験、与党の経験、積み重ねて参りました」と胸を張る。経験をもとに「しっかりと国際社会の舞台でも発揮して行って、国民の皆様に“大丈夫だな”と、安心感を持っていただけるように、最大限努力していきたいと思います」と語気を強めた。
穏やかな表情で質問者の名前を確認したうえで「このようなご指摘を受けたことを肝に銘じて、これから“アイツ、マシになったな”と思っていただけるようにしたいと思います」と謙虚な姿勢で質問者を立てた。
最後に「思い出したことは、同じようなご質問、ご意見を私は環境大臣の最初の記者会見で、ご指摘いただきました。2年間、環境大臣を務めさせていただいたあとに、そのベテランの記者さんとは、退任の時に花束を頂く関係になりました。そうなれればうれしいです」と笑顔で投げかけると、質問者も「分かりました。勉強してくださいよ」と応答。進次郎氏は、感情的になることはなく、さわやかなイメージを貫いた。