夕刊フジ 来年1月末で休刊 「取り巻く環境年々厳しさ…夕刊紙として一定の役割終えたと判断」

2024年10月01日 15:19

社会

夕刊フジ 来年1月末で休刊 「取り巻く環境年々厳しさ…夕刊紙として一定の役割終えたと判断」
産経新聞社公式サイトから
 産経新聞社は1日、同社が発行する夕刊紙「夕刊フジ」を2025年1月31日発行(2月1日付)をもって休刊すると発表した。
 公式サイトで「1969(昭和44)年2月にタブロイドサイズの夕刊紙として創刊以来、「オレンジ色のニクい奴」として、昭和、平成、令和の最新ニュースをお伝えしてまいりました。その間、デジタル端末の普及、コロナ禍に伴う帰宅時等の購読機会の減少、新聞用紙をはじめとする原材料費、輸送コストの上昇など、取り巻く環境は年々厳しさを増しました。経営合理化や経費の削減に取り組み、発行継続に向け努力を続けてまいりましたが、創刊55周年の節目に、夕刊紙としての一定の役割を終えた、という判断に至りました」と説明。

 読者に対し「長年にわたり、「夕刊フジ」を支えてくださった皆さまに、心より御礼を申し上げます」と感謝した。

 電子版についても2025年1月31日をもって休刊するとし、「夕刊フジの公式サイト「zakzak」も同日で更新を休止する予定です」と知らせた。

 最後に「これまでのご愛読への感謝を胸に、最終発行号まで紙面の充実に努めてまいります。変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げます」と呼びかけた。

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