「スポーツ強豪校」札幌大谷、新型コロナワクチン接種に対し異例の声明「正確な情報を得たうえで」

2024年10月03日 16:33

社会

「スポーツ強豪校」札幌大谷、新型コロナワクチン接種に対し異例の声明「正確な情報を得たうえで」
札幌大谷大学と中学校・高等学校の公式サイトに掲載された声明
 学校法人札幌大谷学園は3日、大学と中学校・高等学校の公式サイトを通じ、10月から新たに新型コロナウイルスワクチンの定期接種に加わった「レプリコン」と呼ばれる新ワクチンについて声明を出した。
 65歳以上の高齢者と基礎疾患のある60~64歳の人を対象とした新型コロナウイルスワクチンの定期接種が1日、始まった。生後半年以上の全ての人を対象とした無料の「特例臨時接種」が3月末で終了し、定期接種は今回が初めて。来年3月末までに1回接種できる。

 使用されるワクチンは5製品。今回から、メッセンジャーRNA(mRNA)が細胞内で複製される「レプリコン」と呼ばれる「Meiji Seika ファルマ」のワクチンが加わった。他に米ファイザー、米モデルナ、第一三共のmRNAワクチンと、武田薬品工業の組み換えタンパクワクチンがある。

 札幌大谷学園理事長・種市政己氏は、大学と中学校・高等学校の公式サイトに「新型コロナウイルスワクチン(レプリコンワクチン)の接種について」と題する声明を発表。レプリコンワクチンについて「今までのワクチンとは全く異なる全人類に初めて使用された『遺伝子製剤」と説明し、「“自己増殖型mRNAワクチン(レプリコンワクチン)”の接種については、あくまでも個人の判断に委ねるとするものの、本学園の全関係者におかれては、今一度、“自己増殖型mRNAワクチン(レプリコンワクチン)”について正確な情報を得たうえ、このワクチンが持つ強い炎症反応と免疫低下の危険性及び安全性・倫理性の大きな問題点を念頭におき、慎重なる判断とご決断をいただきますよう強く望みます」と呼びかけた。

 札幌大谷高等学校は2022年夏の甲子園で南北海道代表として初出場。卓球・バレーボール部・サッカー部などスポーツ強豪校として知られている。

おすすめテーマ

社会の2024年10月03日のニュース

特集

社会のランキング

【楽天】オススメアイテム