【玉ノ井親方の視点】豪栄道 引きずりやすい負け方…13日目“難敵”と大一番

2017年09月22日 08:20

相撲

【玉ノ井親方の視点】豪栄道 引きずりやすい負け方…13日目“難敵”と大一番
<大相撲秋場所12日目>豪栄道(右)をはたき込みで破る松鳳山 Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所12日目   ○松鳳山―豪栄道● ( 2017年9月21日    両国国技館 )】 豪栄道は立ち合いで2度待ったをされ、自分の間合いを崩された感じだった。表情は大丈夫そうに見えたけど、当たってからの動きが硬かった。松鳳山を押し込めず、逆に左を入れられ、とっさに悪い時の癖が出て引いてしまった。攻め返さなきゃという焦りが出たんだろうね。上体とは裏腹に足が出ず、しかもそろってしまった。それで間合いが広がり、相手にうまくはたきこまれてしまった。
 まだ後続とは2差あるけど、この日のような負け方は引きずりやすい。13日目の相手は今場所初金星を挙げている貴景勝。下からはね上げるような突き押しがあるし、引き足もうまい。当たって砕けろという思いでくるだろうからやりにくいと思うよ。優勝争いを左右する大事な一番になりそうだね。 (元大関・栃東)

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