大坂、涙のシーズン終幕 左太腿限界で棄権「最後までプレーしたかったけど…」

2018年10月27日 05:30

テニス

大坂、涙のシーズン終幕 左太腿限界で棄権「最後までプレーしたかったけど…」
途中棄権となり目に涙を浮かべる大坂(AP) Photo By AP
 【女子テニスWTAファイナル ( 2018年10月26日    シンガポール )】 1次リーグA組最終戦で世界ランキング4位の大坂なおみ(21=日清食品)は同9位キキ・ベルテンス(26=オランダ)と対戦し、第1セット終了後に左太腿の痛みで棄権した。今季成績上位8人による最終戦に初出場したが3連敗で1次リーグ敗退。ツアー初優勝、全米オープン制覇など大躍進の2018年シーズンが幕を閉じた。
 うれしくて泣き、悲しくて泣き、たくさん泣いたシーズンの最後は再び涙で幕を閉じた。「今季最後の大会。お客さんも来ている。最後までプレーしたかったけどできなかった」。第1セット終了後、ベンチで主審とトレーナーと話し合い、涙を拭って棄権を告げた。

 初戦で痛めたという左太腿は日に日に悪化していた。「今日は練習も満足にできなかった」とテーピングを施して迎えた1次リーグ最終戦。序盤は小康状態だったが、2―2となったあたりから「動けなくなった」。治療も受けたがよくならず、ここが潮時だった。

 3連敗の結果でも今季の活躍が色あせるわけではない。「クレージーな一年だった。新しい経験をたくさんして、少し大人になったと思う」。全米終了後、2カ月戻っていないフロリダの自宅に戻り、しばらくオフに入る。「来年は今季終盤のレベルを年間通じて保つこと。クレーや芝でもできると思う」とさらなるレベルアップを誓う来年へと英気を養う。

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