張本「3・11」前に地元仙台でトップ12初V「スポーツを通して勇気を」

2019年03月03日 20:27

卓球

張本「3・11」前に地元仙台でトップ12初V「スポーツを通して勇気を」
<ジャパントップ12・男子決勝>優勝し、ガッツポーズする張本(後方は水谷)(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【卓球ジャパン・トップ12大会最終日 ( 2019年3月3日    宮城・カメイアリーナ仙台 )】 世界選手権(4月、ハンガリー)のシングルス日本代表が出場し、男子は張本智和(エリートアカデミー)が初優勝した。初戦となった準決勝で吉村和弘(愛知工大)を破ると、決勝では水谷隼(木下グループ)に4―0で完勝。地元・仙台で大声援を浴びながら好プレーを披露し、「応援してくれて励みになって、仙台だから優勝できたのかな」と胸を張った。
 トップ12大会では昨年、決勝で水谷に敗れ、連覇を狙った1月の全日本選手権は準決勝敗退。「悔しかった2つの試合を倍で返せた」。水谷は今後、全日本に出場しない意向を示しており、「国内で水谷さんとできる最後のチャンスかもしれなかった。いいプレーができた良かった」と振り返った。

 仙台出身の張本にとって、11年3月11日の東日本大震災は忘れることができない。「震災から完璧には(復興)できていない。被災者の一人としてスポーツを通して勇気を与えたい」。20年東京五輪金メダルという夢を実現させて、被災地に黄金の光を届けるつもりだ。

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