男子1万メートル 唐沢剣也は失格も冷静「良いトレーニングになった」 東京パラに向けレベルアップ誓う

2021年03月21日 20:09

陸上

男子1万メートル 唐沢剣也は失格も冷静「良いトレーニングになった」 東京パラに向けレベルアップ誓う
<日本パラ陸上選手権 2日目>男子(T11)1万メートルに出場した唐沢剣也(右)と伴走を務めた清水峻汰ガイド Photo By スポニチ
 【日本パラ陸上競技選手権第2日 ( 2021年3月21日    駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 )】 今夏の東京パラリンピック陸上男子5000メートル(視覚障がいT11)代表に内定している唐沢剣也(群馬県社会福祉事業団)は1万メートルに出場したが、5000メートル過ぎでラインの内側を走ったため失格に終わった。
 激しい雨と風といった厳しい環境でも快調な走りを披露し、アジア記録を上回る32分39秒93でフィニッシュを迎えたが、レース終了後に失格が告げられた。アジア新とはならなかったが「しっかり走ることができたので良いトレーニングになった。目標としていたタイムは31分台。コンディションが悪い中、このタイムだったのは最低限の走り」と冷静に分析した。

 20日は5000メートルに出場して15分30秒59で優勝するなど2日間で確かな実力を示した。「この3月まではスタミナ強化を重点的にやってきた。2日間を通して長距離を走ることができたのは今後につながる」と手応え。見据えるは東京パラリンピックで「4月はスピードを強化していく。このスタミナにスピードがついてくれたら、さらに記録が更新できると思う」。大舞台に向け、さらなるレベルアップを誓った。

おすすめテーマ

2021年03月21日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム