今年こそパナ戦の連敗止める!神鋼フッカー松岡が初のベンチ入り「勝負できる」

2021年04月02日 18:21

ラグビー

今年こそパナ戦の連敗止める!神鋼フッカー松岡が初のベンチ入り「勝負できる」
パナソニック戦で初ベンチ入りをした神戸製鋼フッカー松岡賢太 Photo By スポニチ
 ラグビー・トップリーグの神戸製鋼は2日、4日のパナソニック(神戸市・神戸ユニバー記念競技場)との全勝対決のメンバーを発表し、期待の戦力、フッカー松岡賢太(23)が控えで初ベンチ入りを果たした。
 「全勝対決で緊張もするが、プレーオフに進出しても強い相手との対戦になる。デビュー戦で、今ホワイトカンファレンスで1番強い相手とできるのが楽しみです」

 待ちに待った舞台だ。器用さと、豊富な運動量と、激しい当たりが評価され、実は開幕スタメンに名前が入っていた。しかし、不運にも、メンバー発表当日朝の練習で、左ふくらはぎを肉離れした。

 「アップ不足。気を抜いたときにケガをした。神戸のジャージーは簡単には着られないんやなと思った」

 落ち込んだ。シーズンが始まれば、明大の同期、リコーのフッカー武井日向らが活躍していた。悔しさが倍増した。

 「置いていかれる感じがした」

 チャンスをフイにして境遇を呪いたい気持ちはあった。しかし、この1カ月、前を向き、故障した下半身を逆に鍛え上げ、今に至る。

 チームは、パナソニックと3シーズンぶりの対戦になる。日本一になった18年度はカードの巡り合わせで試合がなく、昨季はコロナ禍で流れた。これまでの戦績は、目を覆うような惨状だ。トップリーグ移行後は03年が唯一の勝利。以後、15連敗を喫している天敵中の天敵だ。

 松岡はチームの勝利を目指すと同時に、自分を売り込む場になる。相手のフッカーは、19年W杯日本代表の坂手淳史(27)と堀江翔太(34)。京都成章高の先輩・坂手が先発で、吹田ラグビースクールの先輩・堀江が控えだ。2人より目立つことが、自身の未来を切り開くことになる。

 「セットプレーで、トイメンのジャパンの2人に引けを取らないくらい、神戸の松岡がいいと思ってもらえるように対抗したい。コンタクトの激しさを武器にしている。球際のスピードは2人に勝負できると思う」

 出番は後半が濃厚。後半にやたら強いパナソニックを好きにはさせない。

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